予防技術資格者とは?メリットについて解説。

予防

この記事は、こんな方に読んでほしいです。

予防技術資格者ってなに?資格者になったらどうなるの?

どうやってなれるの?

予防技術資格者とは?

消防庁が「消防本部及び消防署において、予防に関する業務等を的確に行うため、火災の予防に関する高度な知識及び技術を有するものとして、予防技術資格者を1人以上配置するものとする。(一部抜粋)」とあります。

つまり、消防署に1人以上は予防技術資格者を配置するようになっています。

予防技術資格者になるにはどうすればいいの?

予防技術資格者になるには、(一例)

1 予防技術検定を受験し合格する。

2 予防業務の実務経験を2年以上積む。

これが王道パターンになります。また、受験する資格として、「160時間の講習を受講する」又は「予防従事経験が1年以上」が必要になります。

予防技術資格者の区分はあるの?

区分は3つあります。

1 防火査察

2 消防用設備

3 危険物

このうち、1区分でも取得し、実務経験を積めば、予防技術資格者としてみなされます。

消防職員の中で、意識が高い人は3区分とも受験し、全ての資格を持っている人もいるそうです。

予防技術資格者になると、どうなるの?

1 消防本部の組織力がアップ

2 消防職員として、先輩、後輩からの信頼度がアップ

令和5年度の試験日程は?

試験は、(一般財団法人)消防設備安全センターが主催しており、12月上旬に全国的に実施されます。

申し込みは7月上旬から8月31日までとなっていますので、申し込み忘れがないように注意してください。

消防士になる前に資格者になれば、有利になる?

給料が上がる?

消防に入職する前に予防技術資格者になることはできません。なぜなら、予防従事経験ができないからです。ただし、試験に合格すれば、「予防技術検定の合格者」であり、面接シート等に記載しアピールポイントを増やすことができます。それよりも一次試験の筆記試験で確実に点数を取ることが大事だと思います。

余裕がある方は、受験資格の一つに「大学、高等専門学校、大学院において理工系又は法学系の学科又は課程を修めて卒業した方」などもありますので、詳しくは(一般財団法人)消防設備安全センターのホームページを確認し、受験資格を満たせば受験も可能です。

入職後の給料ですが、予防技術資格者になったからといって、給料が上がるわけでわありません。残念ですが…。

まとめ

 これからは火災件数が減少傾向にあるため、予防業務に強い職員が重宝されると思います。資格を取得し、レベルアップしていきましょう。

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