城山刃物さん出刃包丁

最近、包丁を研ぐことに、妙な快感を感じている。

天然砥石で、料理包丁を研ぐと、驚くくらい鋭い刃が付く。

鋭い刃、スパッと切ってしまう。

以前、メルカリかラクマか忘れたけども、手に入れた、

超硬鋼の出刃包丁、城山刃物製作所のもの。

これは、知る人ぞ知る、堺の包丁でカタログも取り寄せたが、この会社は手抜きやせこいことはしない。

本焼きも油を使わず、水でする、カスタムオーダーもOk,追加料金なし、という、本気でよいものを作る社風が伝わってくる。

ま、とは言っても、出刃包丁は小型だけど持っていて、それでことは十分たりる。 何万円もさらに出して買うのはどうか、と思っていたところ、中古品に手を出してしまった。

これは、城山刃物さんの包丁を気軽に試してみることができる、とてもいい機会に思えた。

前所有者の方も、さすがに錆や欠けなしに長期保存はしておらず、実用としてよく使用されていたようだ。

ちょうど包丁を研ぐには、多少の錆や欠けがあってもいい。

どんなものか、と思って先月初めて城山刃物さんの

超硬鋼包丁を使い始めた。

欠けなどあるにも関わらず、むっちゃ切れる。

それで、ここ数日、この刃物を様々な天然砥石を使って研いできた。

もう、紙もスパスパ切れてしまう。

ちょっと研ぎすぎたかなぁ~!!

でも、地元の業務スーパーで採りたての魚を手に入れて、

いざ捌くと、まさにものの5分か!!

魚をさばくのは、正直得意ではない。

が、しかし、この城山刃物さんの出刃包丁は、

ありえないくらいに、スパスパ、っと切れる。

硬いから、切れ味も長持ちするだろう。

これは、職人向けだと思った。

手にしたサワラは、 とても安い金額で買えた。

何か、おさかなさんに申し訳ないくらい。

でも、切り身でないところがやはりいい。

なぜなら、魚の命を、考える機会に恵まれているからだ。

こいつだって、人につかまらなければ、自由に海を泳げていたんだろうし、

怖かったし、つらかっただろう。

そういった、何やら悲しむこと、目の前の魚、

食べ物を大事にしよう、

と思った。

城山刃物さんの出刃包丁では、

40センチくらいのサワラも、素人の俺でも

5分もかからず、3枚卸が可能だった。

やはり、刃物、特に切れる刃物はいい。

仕事も早いし、なにしろ、こんな新鮮なお魚さんを、

食べられるのだから。

刃を研ぐ習慣、心を落ち着かせることにつながる。

いや、命の大切さを改めて考えさせてくれる機会もくれた。

切り身や缶詰では、感じることのない、

何か五感、いや、六感ともいえるような、瞑想とも言えそうな、

悟りか~、とも言えそうな、不思議な感覚になれた。

やはり天然砥石、

今回は、白巣板で最終仕上げを研いだ。

この研ぐ感触、そしてサワラの刺身、アラは味噌汁に、

どれだけうまいことか!!!

包丁を研ぐ、それも天然砥石で研ぐ、

心が落ち着く、何かある、って改めて思えてきた。

だから、天然砥石で瞑想しよう!!!、というのもありかもしれないかな。

中古だから汚れや傷はあるけども、一生ものの出刃包丁だ。